タイのバンコックは、とにかく暑いという印象があり、冷房が効いている場所を探すのが大変苦労します。水上マーケットにも行きましたが、あの灼熱の暑さに参いりました。 昼間は暑くてたまらないので、夜、暗くなり、少し涼しくなってから、街をぶらついてみました。 車道に斜めに白線が引いてあり、何の線かなぁと思って立ち止まって、注意深く周りを見てみました。

アスファルトの道を見ている限りは、わかりませんでしたがふと見上げると、黒い太い線がその白線の上にあり、よーく見て見るとなんとその太い線は、電線におびただしい数の燕が止まっていた線でした。その時まで、車の騒音で気が付かなかったが、沢山の燕がうるさく鳴いていました。その斜めの白線は、なんと燕の糞でした。道を歩く人は、誰一人足を止めないで見過ごしていきました。多分、現地の人にとっては当たり前の光景なのでしょう。この燕達が春になったら、日本にも来るのだな、それも自分の力だけで。 昼間、燕を探してみましたが、どこを探しても全然いません。しかし夕方からどんどん増えてきました。昼は、郊外の田園地帯で餌を捕り、夕方ねぐらを求めて市街地に来るのだと気が付きました。それにしても、おびただしい数の燕でした。市街地の電線の上だったら外敵にも襲われないのでしょう。忘れられないバンコクでの思い出です。